当院産婦人科は、周産期(正常妊娠、分娩、産褥のケア、合併症妊娠の管理、帝王切開)、悪性腫瘍(子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌)、不妊内分泌(不妊症治療、月経不順や無月経、更年期障害)、一般婦人科(子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮脱、性感染症)などを中心とした女性の健康に関する問題に対応しております。また、働く女性専門外来も担
当し、働く女性の心身のケアも行っています。
産婦人科常勤医師6名(うち産婦人科専門医4名)と非常勤医師数名および助産師、看護師スタッフが、24時間体制で診療に従事しており、 年間1000件以上の分娩と500件以上の手術を行っています
我々の診療のモットーは、患者さんに十分な医療情報の提供と説明を行い、それに基づき、迅速、的確、安全な医
療を、患者さんの納得のうえに行っていくことです。
特殊な治療が必要と判断された患者さんは、東京大学女性診療科をはじめとした関連医療機関への紹介も行ってい
ます。
当科で行っている診療内容を以下に紹介します。
1. 周産期
正常分娩、帝王切開、鉗子・吸引分娩はもちろん、種々の合併症を有する妊婦さんの妊娠、分娩管理を行ってい
ます。胎児情報も超音波断層法や胎児心拍モニタリングなどを用いて積極的に観察しており、超音波専門医であ
る香川秀之部長が、ハイリスク妊婦の胎児診断を行っています。また、助産師も、助産師外来や母乳外来等で積
極的に活動しております。当院の分娩は、自然分娩を基本とし、医学的な適応により分娩誘発、分娩促進処置を
行っております。医学的な適応のない計画分娩や無痛分娩は施行しておりません。分娩入院は全室個室対応で、
母児同室制を採用しています。
当院では、現在、分娩予約を月80件に制限しておりますので、なるべく早い段階で、電話予約をするようお願
い致します。分娩予約後、妊婦健診をかかりつけの医療機関で受けていただくことも可能です。
尚、当院は、原則的に妊娠35週以降、体重2000g以上の新生児に対応しています。その条件を満たさない場合
は、高次医療機関への母体搬送や新生児搬送が必要になります。
2. 悪性腫瘍
悪性腫瘍に対する標準治療(手術療法、化学療法、放射線治療)を行っています。手術療法は、広汎子宮全摘術
をはじめとする悪性腫瘍手術を行っています。また、化学療法(抗癌剤治療)は、短期入院あるいは外来治療に
対応しております。放射線治療(外照射)も行っておりますが、腔内照射が必要な患者さんは、他施設を紹介し
ています。
子宮頚部細胞診で異常がみられた患者さんに対しては、コルポスコピー外来で婦人科腫瘍専門医である根井朝美医師が精査のうえ、中等度異形成以上のケースは、一泊入院での円錐切除術を積極的に行っております。
3. 不妊内分泌
不妊症、思春期の月経不順、無月経の治療、さらに更年期障害に対するホルモン補充療法も行っています。若年
者における月経不順の原因として拒食症がありますが、心療内科でトレーニングを受けた産婦人科専門医である
袖本武男部長はこの分野の専門家であり、このような患者さんに対しても十分な指導、治療が可能です。不妊
症検査のための子宮卵管造影の依頼にも対応可能です。体外受精胚移植等の高度生殖医療は、当院では行ってお
りません。
4. 一般婦人科
子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮脱、性感染症など多岐にわたる諸疾患に対し、手術療法、薬物療法を行っており、腹
腔鏡下手術も積極的に行っております。腹腔鏡下手術の場合、通常入院期間は、約5日間です。また、子宮内膜
ポリープに対する子宮鏡下手術も導入しています。
5. 女性医師による働く女性専門外来
星野寛美医師が担当しています。「心身ともに具合が悪く、どの診療科で診てもらったらよいのかわからない」
「女性特有の症状のためできれば女性医師に診てもらいたい」「仕事のストレスなどにより心身の具合が悪い」
など、勤労女性の総合的な心身のケアを目的とした完全予約外来です。
| |
2005 |
2006 |
2007 |
2008 |
2009 |
2010 |
2011 |
| 総分娩数 |
543 |
689 |
902 |
965 |
1052 |
1235 |
1115 |
| 正常経腟分娩 |
419 |
542 |
745 |
764 |
856 |
1010 |
923 |
| 帝王切開 |
110 |
128 |
147 |
175 |
174 |
197 |
144 |
| 鉗子分娩 |
9 |
15 |
7 |
17 |
16 |
21 |
42 |
| 吸引分娩 |
2 |
3 |
0 |
2 |
1 |
1 |
2 |
| 骨盤位経腟分娩 |
1 |
0 |
1 |
2 |
5 |
3 |
1 |
死産 (子宮内胎児死亡) |
2 |
1 |
2 |
5 |
4 |
4 |
3 |
早産 (死産を含まず) |
17 |
25 |
26 |
30 |
25 |
24 |
21 |
| 過期産 |
2 |
1 |
1 |
3 |
0 |
2 |
2 |
| |
帝王切開率% (対総分娩数) |
20.3 |
18.6 |
16.3 |
18.1 |
16.5 |
16.0 |
12.9 |
妊娠22週以降の分娩数(双胎は1分娩と計算、死産を含む)
<専門分野>
産婦人科学
特に周産期医学、超音波診断学
<所属学会・認定等>
日本産科婦人科学会専門医
日本超音波医学会専門医・指導医
日本臨床細胞学会
<出身大学>
東京大学 昭和59年卒業
<患者様へのメッセージ>
誠実な医療、温かみのある医療を心がけております。
<専門分野>
腹腔鏡下手術
産婦人科感染症
産婦人科心身症
<所属学会・認定等>
日本産婦人科学会専門医
日本超音波医学会超音波専門医
日本心身医学会専門医
日本産婦人科内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本女性心身医学会、日本更年期医学会、日本東洋医学会、日本婦人科腫瘍学会、日本緩和医療学会、
日本遺伝カウンセリング学会、日本性感染症学会、日本化学療法学会
<出身大学>
長崎大学 平成元年卒業
<患者様へのメッセージ>
他の病院・診療所や院内各診療科医師と連携し、最善の医療が提供できるよう努力しています。
<専門分野>
月経異常
更年期障害
就労女性の健康管理
<所属学会・認定等>
日本産婦人科学会専門医
日本母性衛生学会
日本心身医学会
日本国際保健医療学会
日本生殖医学会
<出身大学>
横浜市立大学 昭和63年
<患者様へのメッセージ>
通常の外来の他に働く女性専門外来と勤労者予防医療センターでの女性向けの人間ドック(ウィメンズプラン)も担当していますのでどうぞご利用ください。NPO法人環の会の理事もやっています。妊娠・出産・育児にまつわる各種相談に応じ、必要な場合は特別養子縁組の仲介なども行っています。何かありましたら気軽にご連絡ください。
<専門分野>
産婦人科(不妊を除く)
<所属学会・認定等>
日本産婦人科学会認定専門医
日本婦人腫瘍学会専門医
<出身大学>
東京女子医科大学 平成9年卒業
<専門分野>
産婦人科全般
<所属学会・認定等>
日本産婦人科学会専門医
日本婦人科腫瘍学会
<出身大学>
東京大学 平成17年卒業
<専門分野>
産婦人科全般
<出身大学>
東京大学 平成21年卒業
<患者様へのメッセージ>
適切な医療を提供いたします。
<専門分野>
産婦人科一般
<出身大学>
東京女子医科大学 平成22年卒業
<患者様へのメッセージ>
未熟者ですが、精一杯がんばりますのでよろしくお願いします。