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 センター長 松平 浩(マツダイラ コウ)
自己紹介
埼玉県羽生市出身で、県立熊谷高校を卒業、平成4年に順天堂大学医学部を卒業し、同年、東京大学整形外科に入局しました。関連病院で研修後、平成10年から東京大学整形外科の腰椎・腰痛グループ・チーフを務め、同大学にて博士号を取得、昨年、共同研究をしている英国サウサンプトン大学の疫学リサーチセンターに留学、帰国後平成21年度から当センター長として当院に赴任しました。労働者健康福祉機構本部研究ディレクターも兼務しております。
今までのセンターの実績
平成16年度から労災疾病等13分野研究の筋骨格系分野、特に腰痛に関する研究をスタートしました。私は全面的に本プロジェクトのサポートをし、本邦勤労者の「仕事に支障をきたす腰痛」の新規発生および慢性化の危険因子を前向き研究により調べました。その結果、慢性化ばかりでなく、新規発生にも心理社会的要因が危険因子としてかかわっていることを明らかにしました。また、ぎっくり腰に対する指導としては、「痛みが良くなるまで安静」よりも「痛みの範囲内で活動を維持」するように指導したほうが、翌年の再発を抑制し望ましいとする結果を得ました。これらは欧米の知見に矛盾しないものでした。
今後の展開
本年度から5年計画で、産業衛生、疫学、統計解析、医療経済、メンタルヘルスなど他分野のスペシャリストと横断的に連携して複数の研究を進め、社会貢献性の高い知見をできるだけ多く発信していきます。
平成21年の主な業績
Matsudaira K et al. Modified fenestration with restorative spinoplasty for lumbar spinal stenosis. J Neurosurge Spine 10:587-594, 2009
Matsudaira K et al. The efficacy of prostaglandin E1 derivative in patients with lumbar spinal stenosis. Spine 34: 115-120, 2009
Matsudaira K. Risk factors for low back disability among Japanese workers :A 2year cohort study. Annual Meeting of International Society for the study of the lumbar spine. May 4-9, 2009, Miami, USA.
Matsudaira K. What advice is better for acute low back pain with an obvious trigger: “Rest” or “Staying Active”. Annual Meeting of International Society for the study of the lumbar spine. May 4-9, 2009, Miami, USA.
松平浩.(特集)腰痛に負けない! NHKテレビテキスト「きょうの健康」pp 4-21, NHK出版,2009
松平浩.「職場での腰痛には心理・社会的要因も関与している−職場における非特異的腰痛の対策―」産業医学ジャーナル 33,2010 (in press、1月発刊)
松平浩.知っておきたい腰痛と腰部脊柱管狭窄症の知識.第113回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会,六甲セミナー3,2009,10.2,神戸(内容は日経メディカル12月号特別編集版,pp59-62に掲載)
松平浩.今日の治療指針2010年版「いわゆる腰痛症(急性腰痛症を含む)」,中村利孝編集,医学書院(in press 1月発刊)
松平浩.運動器の痛み−プライマリケア・腰背部痛、慢性腰痛、治療の実際A,菊地臣一編集,南江堂,pp165-173,2009
松平浩ほか. 仕事に支障をきたす非特異的腰痛の危険因子の検討. 職業災害57:5-10,2009
松平浩ほか. 勤労者における仕事に支障をきたす腰痛の関連要因の探索的検討.臨整外44:263-268,2009
松平浩.勤労者の腰痛−本邦勤労者における「仕事に支障をきたす非特異的腰痛」の危険因子.第82回日本整形外科学会学術総会 シンポジウム:生活習慣病と腰痛、早期予防・早期対策に向けて.2009.5.13-17,福岡(論文は2010年学会誌に掲載)
松平浩.慢性腰痛のリハビリテーション.第46回日本リハビリテーション医学会学術集会 シンポジウム:骨関節疾患リハビリテーション−Up to date−.2009,6.4-6,静岡(論文は2010年学会誌に掲載)
松平浩. 腰部脊柱管狭窄症の薬物治療.第17回日本腰痛学会 シンポジウム:腰部脊柱管狭窄症に対する薬物療法.2009,11.21-22,品川
松平浩ほか.「治るまでできるだけ安静を保つ」vs.「痛みの範囲内で活動してよい」“ぎっくり腰”にはどちらの指導を薦めるのがよいか?第17回日本腰痛学会 パネルディスカッション:急性腰痛の病態に合致した保存療法.2009,11.21-22,品川
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