Q:他の病院で前十字靱帯が切れているかどうか内視鏡を入れてみないと分からないと言われたのですが、内視鏡検査をしないと前十字靱帯が切れているか分からないものなのでしょうか?
A:当スポーツ整形外科の医師は前十字靱帯損傷の患者さんを専門的に治療し経験も豊富です。ですから実際診察をしていて、前十字靱帯を損傷し、どのくらい機能的に働いているかは内視鏡検査をしなくても分かります。すなわち当スポーツ整形外科では、基本的には検査のためだけの内視鏡検査はほとんど行われていません。
Q:前十字靱帯再建術後の傷の跡はどれくらいの大きさなのですか?
A:当院の方法では、膝のお皿の下方の両脇に約1cm傷跡が2カ所、向こうずね(脛骨)に約3cmの傷跡が1カ所。同時に半月板の縫合術をおこなう場合はこのほかに3〜4cmほどの傷跡がつく場合があります。

(左)18歳女性 術後6ヶ月 (右)22歳男性 術後23日
Q:前十字靱帯の再建の手術をしなければどのようなデメリットがあるのですか?
A:前十字靱帯が切れたままでスポーツを続けていくと、その後繰り返し膝をひねってしまうことが多いです。この症状を膝崩れ現象といい、その都度、正常な他の組織、例えば半月板や関節軟骨などが損傷されていく場合があります。この症状は筋力を回復させても改善されないことが多く、元のスポーツレベルへ復帰するためには手術を選択する選手が多いようです。スポーツをしない日常生活だけ行えれば良いという人もなかにはいらっしゃるので、そのような人は必ずしも手術をしなければならないということはありません。細かい点はスポーツ整形外科の医師と相談してください。
Q:年齢が高いと手術できないと言われました。何歳くらいまで手術は可能ですか?
A:基本的に患者様本人のニードにあわせて手術は行われます。最近では中高年の方でもテニスやバレーボール、サッカーなど趣味のレベルでスポーツを行っている方はたくさんいらっしゃいます。当院スポーツ整形外科では、今後もスポーツを続けたいという意志と手術をしたいという希望がある方は、60代前半の方まで手術の経験があり、現在のところ良好な成績を収めています。ただし、年齢が高くなればなるほど関節や骨の状態が悪くなるので、スポーツドクターと細かく相談しながら手術をするか決定しています。
Q:私は実業団レベルのスポーツ選手ですが、手術後の入院中に他の部分が衰えてしまわないか心配です。
A:リハビリ室には、サイベックス、自転車エルゴメーター、全身の筋力トレーニングマシーンなどがあり設備は充実しています。膝に負担がかからない方法で、理学療法士が指導します